京都へ行ったらぜひ訪れてみたい!家具の夷川通
京都の家具の町といえば、京都市中京区にある夷川通(えびすがわどおり)が有名です。
古くから家具や建具を扱う店が多く集まるこの地域は「家具の夷川」として親しまれていますが、最近ではおしゃれなカフェやショップもオープンして、ますます魅力的な街へと変化をとげています。
京都では昔から有名な家具の街、「夷川通」
夷川通は京都の中央を東西に結ぶ通りの一つ。古く平安時代には、冷泉小路(れいせんこうじ)として知られた由緒ある通りでもあります。
この夷川通のうち、寺町から烏丸の間の700mほどの区間が京都の「家具の町」として知られるエリアです。
江戸時代の終わりから明治期にかけてこの辺りに沢山の家具屋や建具屋が集結し、この街は次第に「家具の夷川」と呼ばれるようになったそうです。最盛期よりは少なくなってしまったものの、現在でも多くの家具専門店がこの通り沿いにたくさんあります。
伝統的な和風の家具やアンティーク家具を扱う専門店と、現代的でモダンなインテリアショップまで幅広い個性的な家具の専門店が軒を並べる夷川通。最近では家具屋さんだけでなく、個性的なカフェやパン屋さんなども次々とオープンしていておしゃれな街へと変化していっています。
夷川通の家具屋さんが大切にする「本物の家具」とは?
そんな新しい魅力が加わり変貌を遂げつつある夷川通ですが、今でも変わらないのが「本物の家具」を大切にする心です。
量販店やDIYショップなどで安く手に入る家具も気軽に使えてとても便利なものですが、本来家具は一生付き合うもの。使うほどに愛着が湧き、家具とともに過ごした時間や思い出も刻み込まれていくのです。そんな「本物の家具」を大切にする心が、夷川通の家具屋さんには今でも息づいています。
古い寺院や建物が多く残る一方、新しいものも次々と生まれていく京都。アンティーク家具と現代的な家具店、おしゃれなカフェが混在する夷川通は、そんな今の京都を象徴する街なのかもしれませんね。
家具好きな人はもちろん、長く付き合える一生ものの家具を探したい人は、一度京都の夷川通を訪れてみませんか?