京都で家具選び ベッド選びがイチバン大事!


京都で家具を購入する際には、まずベッド選びから!ベッドは家の中で一番と言っていいほど大事な家具です。面積を大きく取ることもあるため、家具の購入を検討するなら、最初にベッドから考えることでその後のイメージもしやすくなります。ここでは、ベッドの選び方の大事なポイントについてご説明します。

ベッドの質が、健康に影響する!?

1日6~8時間を睡眠に充てているとしたならば、人生のうち約3分の1~4分の1は眠っている時間です。この時間を質の悪いものにしてしまうと、その時間分の人生は質の悪いものになってしまうと言えるでしょう。
身体に合っていないベッドで眠っていると、十分に疲れが取れなかったり、起きた瞬間から痛みがあったりと、本来の100%の状態に戻ることができない状態で不調が蓄積していきますから、身体に合わないベッドは、毒にもなり得ると言えるかもしれません。
身体の調子によって1日のパフォーマンスに差が出るため、質の良い睡眠で確実に疲れを取っておきたいものです。
自分に合うベッドで寝ることで安眠・快眠が手に入り、活力も復活し、起きている時間の充実にも繋がることを考えると、ベッドが人生の質を変えると言っても過言ではないでしょう。
あらゆる家具の中でも、ベッドは最も長時間に渡って身体に接触するものであり、寝る人の健康や活力に大きな影響を与えるので、真剣に検討したいものです。

今のベッドサイズ、本当に合ってる?

ベッドのサイズによって寝心地に違いが出てくることをご存じの方は、そう多くはないのではないでしょうか。一般的なイメージでは、シングルが1人で寝るタイプ、ダブルが2人で寝るタイプ、というものだと思いますが、これが本当に正しいわけではありません。これは、半分は合っていて、半分間違っている情報なのです。まずは一旦、今のベッドサイズが本当に合っているかどうか、見直してみましょう。

ベッドサイズの考え方

ベッドサイズは、人数ではなく、あくまで身体のサイズに合わせて検討するのが正しいやり方です。それを知っておくと、2人だからと言って、ダブルサイズと早計に決めてしまうのは間違いだということが分かると思います。まず基本知識として押さえておくことは、“ベッドの長さはどれも同じ”だということです。日本の規格では195㎝と長さが決まっているので、ベッドサイズと言えば「幅」を指していると捉えて間違いありません。ですから、長さのことは考えず、適正な「幅」がどれくらいなのか?を考えれば良いので非常にシンプルです。

正しいベッドサイズの目安

さて、次に「幅」をどのように考えるか、ここが肝心なところですが、ベッドサイズを決める際には、寝る人の身体の「肩幅」を目安にしましょう。寝る人の肩幅から、「左右にそれぞれ15~20㎝」の余裕をもたせてシミュレーションします。肩幅の長さと、両サイドの幅(計30~40㎝)の合計値が、適正なベッドの幅になります。この両サイドの余裕は、寝返りを打つために必要なものです。実は、寝返りが快眠にとってはとても重要なことで、これがないと長時間同じ姿勢で固まってしまい、血流が滞ってしびれや痛みの原因になります。それを防ぐために、身体は自然に寝返りを打つようになっていて、それが自然な生理現象なのです。健康的な人は、一晩に約20回の寝返りを打つとも言われていますので、寝返りを打ちやすい適正なベッドサイズを選ぶことが大切です。また、この目安は、2人で寝る際にも同じように考えます。それぞれが、左右15~20㎝の幅を取れるようにシミュレーションすると、2人の間には30~40㎝が必要、両サイドにも30~40㎝必要になります。これに2人の肩幅を足すと、通常のダブルサイズ幅140㎝では少し足りないことが分かるハズです。

体感するのがイチバン!

これはあくまで目安なので、知識としてもっておいた上で、実際にお目当てのベッドに横になって確認することをオススメします。狭いなと感じるようなら、その感覚を大事にし、ワンサイズ上のものに寝てみるなど、身体の感覚をもって納得感のある選択をすることです。購入前に体感指標を得るために、まず京都の家具店で試してみても良いでしょう。

マットレス選び・失敗しないためのポイント

ベッドサイズが決まったところで、次にマットレスを選ぶ際に留意すべき、基本的な指標についてお伝えします。

●硬さ

マットレスを選ぶ際に、一番大事なポイントは「硬さ」です。これが何より最重視すべき点です。フィットしない椅子に長時間座っていると疲れるのと同様に、合わないマットレスに何時間も寝続けることで、身体が少しずつダメージを受けるということも想像できると思います。きちんと自分に合った硬さのマットレスを選ぶことで、睡眠時に正しい姿勢を保ちやすくなり、安眠・快眠にも繋がりますので、ここは慎重に検討する必要があります。マットレスが柔らかすぎると、身体の一番重い部分である腰・尻が不自然に沈み込みすぎるため、腰~背中の筋肉や骨に負担がかかり疲れや痛みなどに繋がります。体重の重い方は、通常に比べて沈み込みやすいので、しっかり固めのものを選ぶと良いでしょう。また、逆にマットレスが硬すぎると、身体の凸凹にフィットしないため、背中~腰の間にスキマができ、腰痛などの原因になることもあります。最も大事なことは、「身体にかかる圧力負担を分散・軽減することができる」自分に合った硬さのマットレスを見つけ出すことです。

●弾力性

次に考慮すべきポイントは「弾力性」です。
弾力性を示すものとして「高反発」「低反発」という2つのワードがあります。「高反発」は弾力性が高いもの、すなわち跳ね返す力が強いもので、パンッと張ったトランポリンをイメージすると分かりやすいでしょう。「低反発」はバウンドすることがなく、しっとりと動きを吸収するようなイメージです。「高反発」マットレスの良いところは、仰向けで寝た時に腰の沈み込みが少なく、負担がかかりにくい点です。そして適度なバウンドにより、筋力を使わず簡単に寝返りを打ちやすいという点です。「高反発」マットレスは、理想的な姿勢を保つことができるため、腰痛など身体の痛みが出やすい人に向いています。次に「低反発」マットレスですが、一番の良さはその柔らかい寝心地です。身体に痛みなどの不具合がなければ、お好みで選んでも良いでしょう。デメリットとしては、バウンドによるサポートが乏しいため、寝返りに筋力が必要になることです。
両者のメリット・デメリットを把握した上で、自分の身体に合った弾力のマットレスを選ぶことが、正しい睡眠姿勢を保つ上では大切です。自分の現在使っているマットレスが「高反発」なのか、「低反発」なのかを知っておくと比較しやすくなりますので、まずは基準となる体感指標を作るために現在のマットレスを確認してみましょう。

●厚さ

マットレスの「厚さ」も考慮すべきポイントです。
充分な厚みがないと、床面の硬さが伝わって来る(底つき感を感じる)ことになり、快適に眠ることができないばかりか、腰痛の原因にもなります。まず体重による指標を元に、自分にとって最低限必要な厚さを把握し、その上でそれぞれの厚さの特徴を見ていきましょう。

〔 最低限の厚さ 〕

・30㎏前後→5cm
・60㎏前後→7cm
・80㎏前後→10㎝

それぞれの厚さによるメリットを一言で説明しますと、薄手のマットレスは軽くて移動がしやすいこと、厚手マットレスは体圧分散が優れており寝心地が良い、ということです。

▶厚さ7㎝以下

マットレスとしては薄すぎるため、マットレスの上に敷く“補助マットレス”として使用するのが一般的です。小さな子供であればこの1枚でも使用可能です。

▶厚さ8㎝

折り畳みできるものが多く、軽さもあるため、収納性に優れています。普段しまっておきたいならば、このタイプが良いでしょう。ただし、体重の重い人には、素材により底つき感の出る場合があります。

▶厚さ11㎝

定番人気の厚さで、体重の重い人でも底つき感が出ません。ある程度の軽さもあるので、立てかけて通気するなどお手入れも簡単です。

▶厚さ15~20㎝

ノンコイルマットレスとしては申し分のない厚さで、体圧分散性もあり寝心地が良いです。
コイルマットレスとしては最低限の厚みなので、クッション材が少なく硬く感じるかもしれません。これくらいの厚さになるとベッドの上で使用するのが一般的になってきます。

▶厚さ25㎝

コイルマットレスとしては売れ筋の厚さです。長期使用に耐えうる耐久性を備えており、重量も相当なものですからベッドの上で使用します。

▶厚さ35㎝以上

コイルマットレスの中でも高級な部類に入るものです。寝心地の良さ、見た目の豪華さがあります。

京都の家具店に行き、実際に寝てみましょう

以上のように、ベッドを選ぶ上で考慮すべきポイントは様々にあります。
「硬さ」「弾力性」「厚さ」のイメージが固まってきたら、次に考慮するのは「素材」でしょう。「硬さ」「弾力性」「厚さ」を決めるのは、その中に入っている「素材」です。これらは「通気性」「重さ」などにも影響してくるので、自分が何を重視するのかを考えて選択する必要があります。多くの人は、数年間使用する前提でベッドを購入するものです。それなりに高価ですし、大きく重く処分も大変ですから、コロコロ買い替えるわけにもいきません。だからこそ、絶対に失敗したくはないですよね。それには、実際に実物を見て横になってみるなど、必ず寝心地を確認することを強くオススメします。通信販売により何でも購入可能な時代ですが、マットレスに関しては自分の身体にフィットするかどうかが全てですから、実際に目て見て、触れてみて、寝てみることが、失敗しないイチバンのコツと言えるでしょう。快適な睡眠を手に入れるために、京都の家具店に足を運んで、しっかり体験感し、納得して購入することが大事です。

まとめ

京都の家具店に足を運んでみることで、実際に触ってみることができるだけでなく、家具のプロから1人1人の事情に合ったアドバイスをもらえたり、自分が気づいていない点などを指摘してもらえたりする、というメリットもあります。京都で家具を選ぶなら、ネットで検索するだけでなく、実際に体験しに行くことが大事なポイントです。